ニキビの原因は皮脂の多さによるもの
もっぱらニキビで悩む人は脂性肌、オイリー肌の人が多いです。アクネ菌と皮脂の量は連動するため、皮脂が多い人は自ずとニキビができやすくなります。
こうしたニキビで悩む人が避けるべき化粧品として、油分の多いもの、皮脂の外部分泌を妨げるものの2つが挙げられます。
1. 油分の多いもの
化粧品の油分はそのままアクネ菌の養分となります。現在進行形のニキビができている人、ニキビ肌の人であれば元々の皮脂の多さと相まってニキビを悪化させます。
2. 皮脂の外部分泌を妨げるもの
ただでさえ多い皮脂の外部分泌を妨げることは、毛穴内で皮脂を滞留させ、ニキビをこじらせる原因になります。
この2つに該当する化粧品や成分はニキビ肌にとっての天敵であり、ニキビを予防するという意味でも優先的に避けるべきです。
ニキビで悩む人が避けるべき化粧品(成分)とは
クリーム
クリームは肌の乾燥、水分の蒸発を防ぐのに使います。その主たる成分は油分であり、アクネ菌の絶好の餌となります。ニキビ肌の人はできる限り避けるべきです。
また、クリームは肌表面を包み込んでしまうため、皮脂の外部分泌も妨げます。結果的に毛穴内で皮脂が滞留してしまい、ニキビができる絶好な肌環境を作り出します。この点を踏まえてもニキビ肌とは相容れません。
ワセリン
ワセリンは油分の一方、肌の上で分解されないため直接的なニキビの原因とはなりません。ただ、皮脂の外部分泌を妨げるという意味では最強クラスの1品であり、ニキビ肌には合いません。
元よりワセリンは肌の乾燥で悩む人が使うものです。皮脂が多い人が使うメリットはありません。
オイル
オイルは油分そのものです。なおかつ、一般的な美容オイルは人間の皮脂と似た構造を持ち、肌なじみをよくしています。そのため、アクネ菌にとっては最高のごちそうであり、わざわざニキビで悩んでいる人が使うものではありません。
ニキビで悩む人は油分の少ない化粧品を使うべき
特に乳液やクリームなど保湿剤については、できる限り油分の少ないものを選ぶべきです。俗に言うオイルカット製品、オイルフリー製品などが理想です。
また、ノンコメドジェニック化粧品も一考の余地あり。これはニキビを誘発しにくい成分を使った化粧品であり、ニキビに悩んでいる人なら積極的に活用すべきです。
ノンコメドジェニック化粧品の中でも「ノンコメドジェニックテスト済」と書かれた化粧品であれば、一定の試験を経てニキビの誘発を防ぐと認められたものであり、特にオススメです。
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