ニキビ薬でニキビ跡が治らないのは成分的に当たり前、むしろリスクあるので注意

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ニキビ薬じゃニキビ跡は治らない

一般的なニキビ薬は殺菌角質柔軟抗炎症の成分を用いてニキビを治します。

他方、ニキビ跡とはニキビによる毛細血管の炎症跡であり、ニキビ薬では改善が見込めないのは当然です。

 

【ニキビ薬の成分がやってること】
 殺菌→ニキビの原因たるアクネ菌を殺菌します
 角質柔軟→毛穴詰まりを解消して皮脂の外部分泌を正常化します
 抗炎症→ニキビ炎症を抑えます

 

少なからずニキビ跡の炎症ケアとしてはニキビ薬でも効果がありそうですが、とはいえニキビ薬における抗炎症成分の配合量などたかが知れています。

主要なニキビ薬でも抗炎症成分は全体の0.3%〜0.5%しか配合されません

 

むしろニキビ薬を長期使用するデメリットとして、殺菌による肌のバリア機能の低下(菌バランスの崩壊)、それによる肌荒れやニキビ慢性化が挙げられます。

これを加味して考えると、ニキビ跡の炎症ケアのためだけにニキビ薬を使い続ける意義は薄く、それなら最初っから抗炎症成分を主体とした化粧品などを使った方が効果は期待できます

 

 

ニキビ跡を治すにはどうしたらいいのか

症状ごとに以下のような対策が考えられます。

【赤みを持ったニキビ跡を治すには...】
抗炎症ケア、抗酸化ケア、乾燥ケア

【色素沈着化したニキビ跡を治すには...】
ビタミンC誘導体ケア、ビタミンA(レチノール)ケア

【凹凸ニキビ跡を治すには...】
美容レーザーを推奨、自宅ケアでは抜本改善不可

 

赤みを持ったニキビ跡を治すには...

ニキビ跡の赤みは毛細血管の炎症跡です。この炎症を緩和するため抗炎症ケアを行います。また同時に酸化による赤みの色素沈着化を防ぐため抗酸化ケアを施します。

ピーリングやスクラブなどは肌の刺激となるスキンケアはご法度です。同様に肌の乾燥も肌刺激の一つであり、放置すると赤み、かゆみを増します。これを防ぐために乾燥ケアが必要です。

 

主な有効成分 (以下の成分が配合される化粧品がオススメです)

【抗炎症ケア】
グリチルリチン酸2K、トラネキサム酸、アラントインなど

【抗酸化ケア】
ビタミンC誘導体、ビタミンEなど

【乾燥ケア】
セラミド、グリセリン(グリセリンベースの化粧品)など

 

 

色素沈着化したニキビ跡を治すには...

基本的にはビタミンC誘導体ケア一択です。ビタミンC誘導体による色素沈着の緩和が期待できます。なお、ビタミンC誘導体は濃度が高いものだと肌刺激となる人もいますので注意してください。

ほか、シミ治療などで使われるビタミンA(レチノール)もオススメです。化粧品ではもっぱらレチノールと表記されます(ビタミンA配合と書くのは稀です)。

ただ、レチノールには肌荒れや炎症など一定の肌リスクがありますので、あまり詳しくない人は手を出さない方が無難です。

 

主な有効成分(以下の成分が配合される化粧品がオススメです)

【色素沈着改善】
ビタミンC誘導体、ビタミンA(レチノール)など、日焼けも厳禁

 

 

凹凸ニキビ跡を治すには...

ニキビ跡の凹凸をスキンケア(自宅ケア)で治すのは不可能です。本格的な改善を望むのであればレーザーなど美容治療を行うべきです。

ニキビ跡の凹凸の正体は真皮(肌の奥)にある傷跡です。化粧品や医薬品では直接的にケアできず、レーザーなど真皮の治療を目的とした美容治療が求められます。

 

【詳しく】

 

 

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