できたニキビを早く治す!白ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビの治し方を詳しく解説

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 ニキビの種類と原因

ニキビは大きく分けて以下3つに分類されます。

 

1. 白ニキビ

ニキビの初期状態。皮脂の過剰分泌、古い角質による毛穴詰まりにより、毛穴内に皮脂が増えた状態です。

毛穴に詰まった皮脂を養分にしてアクネ菌が増殖、肌を盛り上げ、面ぽうと呼ばれる発疹(ぶつぶつ)ができます。この時点では大して肌の炎症もなく、白い発疹、白ニキビとなります。

 

2. 赤ニキビ

白ニキビが悪化したもの。アクネ菌が増殖に増殖を続けた結果ニキビが肥大化。肌の炎症を促進する遊離脂肪酸過酸化脂質が増え、白ニキビが赤く染まる形で赤ニキビとなります。

 

3. 黄ニキビ

赤ニキビが膿を持ったもの。アクネ菌の増殖&ニキビ炎症がさらに進んだ状態です。より酷いものだと紫がかった、ニキビよりかは腫れものに近い色合いになります。

 

 

ニキビの種類別の治し方

1. 白ニキビ

この段階ではアクネケアよりも毛穴詰まりの解消に尽力します。

 

毛穴詰まりの解消方法

毛穴詰まりは角質ケア、ピーリングケアが第一に考えられます。ピーリング化粧水などを使って特に白ニキビの部分を重点的にケアします。

(ピーリング濃度にもよりますが)ピーリングはがっつりやると肌にひりつきがあるため、綿棒やコットンで白ニキビの部分をつつく程度に使ってください。

金銭的に余裕のある人なら美容皮膚科でのピーリング治療も一考の余地あり。金額は1回6,000円〜10,000円くらいが相場です。

 

皮膚科で処方してもらえるディフェリンゲルデュアック配合ゲルなどの塗り薬も候補に挙がります。

これも毛穴詰まりの原因となっている角質を取り除く効果があり、保険適用のニキビ薬としてよく処方されます。ただ、副作用リスク(肌が赤くなる、かゆくなる)が強く、肌に合わない人は合わないです。

 

デュアック配合ゲル。ドラッグストアや通販では購入できず、皮膚科のみで処方されます。

 

ビタミンC誘導体、ビタミンEによる抗酸化ケアも有効

アクネ菌は皮脂を分解して遊離脂肪酸を生成します。これが酸化することで過酸化脂質となり、ニキビ炎症をもたらします。

そのため、まだニキビ炎症していない白ニキビの段階で、意識してビタミンC誘導体ビタミンEなど抗酸化成分を取り入れることで、ニキビの過度な炎症を防ぐことができます。

特にビタミンC誘導体には皮脂を抑える効果もあるため、アクネ菌の増殖原因となる皮脂対策にもなります。

 

白ニキビは潰してもいい

古今東西ニキビ潰しの是非が問われますが、白ニキビに関しては潰しても問題ないというのが今日の一般論です。

白ニキビを潰すことで毛穴に詰まった皮脂が外部に排出され、アクネ菌の増殖を防げます。実際に皮膚科では面ぽう圧出(めんぽうあっしゅつ)と呼ばれる白ニキビを潰す治療を提供しているところもあります。

ただ、素人技でニキビを潰すとなるとリスクが付きもので、不必要な部分を傷つけて出血、赤みの原因となります。ニキビを中途半端に潰してしまい、跡になってしまう可能性もぬぐえません。

ですので、理想としてはニキビを潰す場合は出来る限り皮膚科で行うべきです(ほぼ保険適用です)。

 

 

2. 赤ニキビ

白ニキビと違ってすでに炎症した状態にあるためアクネケア(殺菌ケア)を中心に行います。

 

アクネケア(殺菌ケア)

アクネケアは市販のニキビ薬から皮膚科でもらえる抗生物質まで色々な方法がありますが、共通しているのは全てアクネ菌を殺菌しているという点です。増え過ぎたアクネ菌を殺菌することでニキビを沈静化します。

殺菌効果の強い順で言うと抗生物質 > 皮膚科医薬品 > 市販医薬品(第2類医薬品など)> ニキビ化粧品となります。

ドラッグストアなどで購入できる市販ニキビ薬は大方「第2類医薬品」です。これは処方箋なしで購入できる医薬品であり、ニキビ化粧品よりも強い効果が期待できます。

 

有名どころのニキビ薬(全て第2類医薬品)

クレアラシル

LION「ペアアクネクリーム」

 
さらに強い殺菌効果を持つ抗生物質や医薬品の購入には処方箋が必要であり、処方箋を書いてもらうため皮膚科に通う必要があります。ドラッグストアや通販では購入できません。

 

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ニキビ化粧品にニキビを治す効果はほとんど無い

ニキビ化粧品は医薬品とは異なり、ニキビを治すものではありません。あくまでニキビ肌の人が日常スキンケアのために使う化粧品です

もっぱらニキビ化粧品と呼ばれるものはアクネ菌の殺菌成分を配合していますが、医薬品に比べれば効果は緩和です。アクネ菌の殺菌を目的とするならば最初っから医薬品を使うのが賢明です。

 

詳しく

 

 

赤ニキビは潰すな

赤ニキビは炎症中のニキビであり、すでに毛穴周辺を中心に炎症ダメージができています。これを残したままニキビを潰してしまえば炎症ダメージが修復されせずに瘢痕(はんこん)となり、赤み跡や凹凸ニキビ跡の原因となります。

 

 

3. 黄ニキビ

赤ニキビがさらに悪化して膿んでる状態です。赤ニキビよりも酷い状態であり、とっとと皮膚科で抗生物質なりを処方してもらうのが第一です

 

黄ニキビは絶対に潰すな

もはや膿を潰すようなものであり、潰してしまえばほぼ確実に凹凸ニキビ跡になります。

凹凸ニキビ跡は自宅ケアでは改善できず、美容レーザーなど保険適用外の治療が必要となります。ニキビを治すよりも圧倒的に時間と金がかかるため、黄ニキビとはいえ、まだニキビとして処理する方が楽です。

 

 

あくまでアクネケアは一時的なもの

アクネケア(殺菌ケア)はニキビができた後の事後対策であり、根本的なニキビ対策にはなり得ません

アクネ菌は肌の常在菌(肌に常に存在する菌)であり、100%殺菌するのは不可能です。むしろアクネケアを長期に渡って継続することで、アクネ菌以外の菌も殺菌してしまい、肌のバリア機能の低下、肌荒れやニキビ慢性化のリスクとなります。

ですので、アクネケアは基本的に赤ニキビ、黄ニキビに悪化してしまった時だけ一時的に行うべきです。アクネ菌を減らしてニキビを予防する!...みたいな考えは間違っています。

こうしたニキビ予防、根本的なニキビケアについては以下記事でまとめていますので、ニキビで悩んでいる人は一度読んでみてください。

 

 

 

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