ビタミンC誘導体とは
ビタミンC誘導体は厚労省認可の美白成分です。メラニンの生成抑制、排出促進、還元効果を持ち、シミケアやニキビ跡の色素沈着ケアに活用できます。抗酸化効果や皮脂抑制効果もあり。
ビタミンC誘導体を配合する化粧品一覧
- 【目次】
掲載情報は2018年9月時点のもの。おおよそ5,000円以内で購入できるものだけを取り上げています。
APPS(進化型、アプレシエ、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)
ビタミンC誘導体の中でも特に人気の成分。即効性と浸透性を併せ持ち、特に浸透性の良さは各種データで実証された折り紙つきです。
ナリスアップ「スキンコンディショナー ジェル」(185g)
(筆者が調べた限りでは)APPSを配合する最安値の化粧品。成分表上位にAPPSがあり、パッケージ通りビタミンC誘導体をメインにしている。
公式販売価格:972円(税込)
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アサヒ研究所「素肌しずく ビタミンC化粧水」(200ml)
APPSを成分表に確認。ただ、ベースは保湿型ビタミンC誘導体こと「グリセリルアスコルビン酸」であり、APPS的な浸透や効果がどこまで得られるかは不明。
公式販売価格:1,058円(税込)
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CYCLE PLUS「エンリッチローション」(80ml)
老舗ナリス化粧品が手がけるAPPS化粧水。ターンオーバー促進成分として知られるEGFをメイン配合しており、どちらかと言うとアンチエイジング仕様かと。
公式販売価格:3,024円(税込)
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トゥヴェール「APPSクリスタルエッセンス」(20ml)
大手トゥヴェールの人気商品。APPS、VCIP(油溶性ビタミンC誘導体)、ビタミンE誘導体の3つを主要成分として配合する贅沢の極み。
公式販売価格:3,477円(税込)
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トゥヴェール「APPSクリスタルパウダー」(3g)
大手トゥヴェールのAPPS粉末。必要な分だけ取り出して水と混ぜて使う。準備が面倒だが、APPSの弱点である使用期限の短さを克服。数ヶ月にわたって使用できる。
公式販売価格:3,538円(税込)
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タカミクリニック「タカミローションⅠ」(120ml)
都内大手「タカミクリニック」が手がけるドクターズブランド。APPS含む3種のビタミンC誘導体を配合している。グリチルリチン酸2K(抗炎症成分)も入っているため、赤みニキビ跡に悩む人にも良し。
公式販売価格:4,200円(税込)
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タカミクリニック「タカミローションⅡ」(120ml)
タカミローションの保湿強化版。成分構造で見ると気持ち保湿要素が前面に、APPSなどビタミンC成分は後ろに。
公式販売価格:4,200円(税込)
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トゥヴェール「ホワイトクリーム2 エクストラリッチ」(30g)
大手トゥヴェール製品。APPSを3%配合。しわ対策成分として知られるアルジルリンを12%配合しており、どちらかと言うとアンチエイジング仕様。
公式販売価格:4,212円(税込)
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タカミクリニック「タカミゲル」(50g)
大手タカミクリニックのゲル。ビタミンC成分をベースにしたシンプル仕様。油分の配合量が少ないため、ニキビに悩む人にもうってつけ。
公式販売価格:4,360円(税込)
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タカミクリニック「タカミミルク」(60ml)
タカミゲルのミルク(乳液)版。タカミゲルよりも油分が前面に出ており、ビタミンC成分は気持ち後ろに。配合量は不明だが単純な成分リストで言えばゲルの方がビタミンC感あり。
公式販売価格:4,360円(税込)
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タカミクリニック「タカミクリーム」(28g)
同シリーズのクリーム版。ビタミンCなどのメイン成分は変わらず。冬場などゲルやミルクでは保湿が足りない時に。
公式販売価格:4,360円(税込)
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ドクターシーラボ「VC100エッセンスローションEX」(150ml)
ドクターズブランド(皮膚科医監修ブランド)。4種のビタミンC誘導体ほか、あらゆる成分を配合。地味にピーリング成分も入っているため、がっつり使うのは控えた方が良さそう。
公式販売価格:5,076円(税込)
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ドクターライン「DLホワイト BAエッセンス」(60ml)
ドクターズブランド(皮膚科医監修ブランド)。APPSほか抗酸化効果で知られるラジアータマツ樹皮エキスを配合、赤みニキビ跡で悩む人などにオススメ。
公式販売価格:5,400円(税込)
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油溶性ビタミンC誘導体
水溶性よりも吸収性、浸透性が強め。特にVCIP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)は水溶性よりも4〜5倍の吸水性を持ちます。
naturie「ナチュリエ ハトムギ保湿ジェル」(180g)
コスメ界隈で人気のハトムギ化粧品。オールインワンジェル。ハトムギ要素とは別にVCIPを上位配合している。
公式販売価格:972円(税込)
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石澤研究所「透明白肌ホワイトローション」(400ml)
VCIP(脂溶性ビタミンC誘導体)とVCエチル(水溶性ビタミンC誘導体)をW配合した地味な良品。加えてヒアルロン酸Naが成分上位にあり、保湿要素も抜群。
公式販売価格:1,296円(税込)
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pdc「ダイレクトホワイトEX 美白保湿ジェル」(200ml)
成分表に一応VCIPを確認。ただ、ほとんど宣伝されておらず配合量はオマケ程度かと思われます。どちらかと言うと同製品はグリチルリチン酸2Kとトラネキサム酸がメインです。
公式設定価格:1,404円(税込)
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トゥヴェール「エッセンスセレクトゲル」(100g)
大手トゥヴェールが手がけるオールインワンジェル。EGFなどアンチエイジング成分のサポート役としてVCIPを配合。
公式販売価格:3,065円(税込)
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トゥヴェール「アクアナノライズジェル」(40g)
大手トゥヴェール製品。VCIPを6%配合。ほかビタミンE誘導体&ビタミンA誘導体(レチノール)も配合しており、色素沈着タイプのニキビ跡に悩む人などにオススメ。
公式販売価格:3,132円(税込)
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トゥヴェール「VCH-100」(40ml)
大手トゥヴェール製品。VCIPだけを配合したオイル。配合濃度不明だがスキンケア最後に使うため乾燥肌の人だと乾燥が辛そう。
公式販売価格:4,176円(税込)
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ドクターライン「DLベーシック C+エッセンスローション」(100ml)
ドクターズブランド(皮膚科医監修ブランド)。VCIPほか水溶性ビタミンC誘導体のAPS、VCエチルを配合している。乳酸、リンゴ酸などピーリング成分も入っているためがっつり使いは注意。
公式販売価格:4,320円(税込)
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水溶性ビタミンC誘導体
油溶性よりも即効性がある一方、吸収性は悪く既存のシミ、色素沈着ケアには不向き。即日の日焼けケアとして使うのが一般的です。アスコルビン酸グルコシドがメインの化粧品は除外しています(詳しく)。
ロート製薬「メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水」(170ml)
大手ロート製薬の人気シリーズ。VCエチルと呼ばれる水溶性ビタミンC誘導体の中でも持続性の良いものを配合している。有効成分扱いのため配合率は上限3%。
Amazon販売価格:739円(税込)
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ナリスアップ「スキンコンディショナー ローションVC」(500ml)
成分表上位にAPS(リン酸アスコルビン酸Na)配合。APSは水溶性ビタミンC誘導体ながらも比較的安定した成分として知られる。この価格での配合は異例。
公式販売価格:648円(税込)
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石澤研究所「透明白肌ホワイトローション」(400ml)
VCエチルとVCIP(脂溶性ビタミンC誘導体)をW配合した地味な良品。加えてヒアルロン酸Naが成分上位にあり、保湿効果も期待できる。
公式販売価格:1,296円(税込)
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ロート「白潤プレミアムW美白美容液」(40ml)
VCエチル配合。有効成分扱いのため上限3%。ほか美白成分として知られるアルブチンも配合しており、美白ケアにはうってつけ。
Amaozn販売価格:1,454円(税込)
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オルビス「アクアフォースホワイトローション」(180ml)
大手オルビスの化粧品。有効成分としてVCエチルを配合。即日の日焼けケア&保湿ケアなど美白用途の使い方がメイン。
公式販売価格:1,944円(税込)
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トゥヴェール「薬用ホワイトニングローションα EX」(120ml)
大手トゥヴェール化粧品。APS配合。ビタミンC誘導体を6%配合しながら医薬部外品に指定される謎製品でもある(本来なら医薬部外品は3%が上限)。
公式販売価格:3,497円(税込)
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ドクターライン「DLベーシック C+エッセンスローション」(100ml)
ドクターズブランド(皮膚科医監修ブランド)。VCエチル、APSほか油溶性ビタミンC誘導体(VCIP)を配合。乳酸、リンゴ酸などピーリング成分も入っているためがっつり使いは注意。
公式販売価格:4,320円(税込)
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b.glen「QuSomeローション」(120ml)
米国の人気ブランドb.gren。VCエチルを配合。ただ、どちらかと言うと保湿成分を謳う化粧品であり、ビタミンC要素はオマケに近い。
公式販売価格:5,400円(税込)
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ピュアビタミンC(参考掲載)
本来ビタミンCは成分構造が壊れやすいため、他の成分と化学結合させた上で「ビタミンC誘導体」として化粧品に配合するのが普通。ただ一部企業は独自技術によってビタミンCそのものを配合した化粧品を販売しています。
ロート製薬「メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水」(170ml)
大手ロート製薬の人気シリーズ。VCエチル(水溶性)ほかビタミンCそのものも配合。ただ、有効成分はVCエチルで取得しており、ビタミンCはオマケ感が強し。
Amazon販売価格:739円(税込)
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ロート製薬「メラノCC 薬用しみ 集中対策 Wビタミン浸透美容液」(20ml)
ビタミンCそのもので有効成分を取得している異例の製品。ほかニキビケアに使われるイソプロピルメチルフェノールやグリチルリチン酸2K、ビタミンE誘導体(抗酸化ケア)など色々配合しており成分表は豪華。
Amazon販売価格:970円(税込)
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b.glen「Cセラム」(15ml)
ビタミンCをそのまま配合したクリーム。ビタミンCを使うためだけの成分構造であり、ほか無駄なものは何もない。
公式販売価格:5,076円(税込)
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(参考)アスコルビン酸グルコシドについて
水溶性ビタミンC誘導体の一つにアスコルビン酸グルコシド(L-アスコルビン酸-2グルコシド)と呼ばれるものが存在します。
これは人間が持つ酵素(グルコシターゼ)と結合することでビタミンCの効果を発揮する持続型ビタミンCと呼ばれるもので、ドラッグストアで販売される美白化粧品などで多く採用されています。
ただ、同酵素は人間の肌表面にはほとんど存在しておらず、化粧品として使ったところでビタミンCとしての効果を発揮できていない側面があります。
それゆえ、今では効果の薄いビタミンC誘導体として知られており、あまり好まれません。当記事でもアスコルビン酸グルコシドがメインの化粧品については掲載を省いています。