【ニキビが治らない...】繰り返すニキビの根本的な原因まとめ

繰り返すニキビの根本的な原因は大きく分けて3つ

ニキビのスタンダード。過剰な皮脂分泌がアクネ菌を増やし、ニキビができる原因となります。

脂性肌（オイリー肌）の人はもちろん、通常肌の人でもホルモンバランスの乱れにより一時的に皮脂が過剰分泌され、ニキビができるケースがあります。

ホルモンバランスの乱れとは、暴飲暴食、ストレス、睡眠不足など生活習慣が大きく影響します。ほか10代の思春期ニキビ、女性の生理ニキビなどもこれに該当します。

毛穴詰まりによって皮脂の外部分泌が妨げられます。これにより少ない皮脂量、通常の皮脂量でも毛穴内に皮脂が増えた状態となり、ニキビ発生に繋がります。

一般的には乾燥肌の人に多いニキビで、「乾燥ニキビ」とも言われます。肌の乾燥がターンオーバー（角質の生まれ変わり）を乱すことで、肌表面に古い角質が溜まり、毛穴詰まりを招きます。

ほか単純に生活習慣の乱れによりターンオーバーのペースが狂い、毛穴詰まりが発生しているケースが考えられます。

長くニキビ薬による殺菌を続けた結果、肌の菌バランスが崩れ、肌が弱くなっている人が該当します。

ニキビ薬のようなアクネ菌の殺菌効果を持つ薬は、何もアクネ菌だけを殺菌できるわけではなく、肌の菌もろとも殺菌してしまいます。これを長期間続けることで肌のバリア機能が弱まり、肌荒れ、ニキビ慢性化を招きます。

対処療法的にはビタミンC誘導体によるスキンケア。ビタミンC誘導体には皮脂を抑える効果があります。サプリではなく化粧品で気になる部分を直接ケアすることで物理的な皮脂抑制に繋がります。

中長期では生活習慣の改善が必要です。具体的には、油っぽい食事の改善、便秘気味の食事の改善、睡眠時間の確保、精神的ストレスの緩和等々が挙げられます。

生活習慣の改善が無い限り、ホルモンベースで皮脂の過剰分泌が命令されますので、いつまで経ってもニキビが治りません。

洗浄力の強い洗顔フォームなども逆に過剰な皮脂分泌を招くため注意が必要です

対処療法的にはピーリングケアを行います。ピーリングにより古い角質の除去、毛穴詰まりの解消が望めます。金銭的に余裕のある方なら美容皮膚科でのピーリング治療も一考の余地あり。

中長期的には乾燥ケアによるターンオーバー健全化を図ります。乾燥ケアは肌質により一概には言えませんが、もっぱらセラミド成分を配合する化粧品を使うのが一般的です。

なお、あくまで乾燥ケアは乾燥ニキビの対策です。単純に生活習慣の乱れからターンオーバーのペースが狂っている人もいます。この場合は、対処療法的にピーリング、中長期的には生活習慣の改善が必要です。

ニキビ薬を使うなとは言いませんが、極力控えるべきです。赤ニキビや黄ニキビなど特にニキビが悪化したときだけに使うのが理想です。

ニキビ薬はじめとした医薬品は常用することを前提に作られていませんので、長期常用となればリスク以外のなんでもありません。

そもそもニキビができる理由は、先に説明した皮脂の過剰分泌か毛穴詰まりによるものです。この2点に基づくニキビケア、ニキビ治療へとシフトすべきです。

・繰り返すニキビの原因は、もっぱら「皮脂の過剰分泌」か「毛穴詰まり」

・ニキビ薬の常用により肌のバリア機能が弱まり、ニキビが慢性化している人もいます

・皮脂の過剰分泌が原因でニキビを繰り返して人なら、対処療法的にビタミンC誘導体ケア、根本的には生活改善が必要です

・毛穴詰まりが原因でニキビを繰り返している人なら、対処療法的にピーリング、根本的には乾燥ケアが必要です

・ニキビ薬の常用でニキビを繰り返している人は、まずニキビ薬の使用を控え、なおかつニキビの根本的な原因が「皮脂の過剰分泌」か「毛穴詰まり」なのかを見極め、ケアすることが求められます