ニキビの原因は基本的に「皮脂」
ニキビは皮脂が多い人ほどできやすいものです。ニキビの原因たるアクネ菌は皮脂と連動して増殖するため、元より皮脂が多い人だとニキビができやすいのは当然です。
こうしたニキビ肌の人は化粧品の選び方にも気をつける必要があります。特に油分や皮脂の分泌を妨げる化粧品はニキビを悪化させますので、まず避けるべきです。
以下、ニキビ肌の人に最適な洗顔料、化粧水、美容液、乳液(クリーム)の選び方を解説します。
ニキビ肌の人の洗顔料の選び方
・洗浄力が強すぎないものを選ぶ
・固形石鹸は止める
洗顔は皮脂は落ちてるけども肌が乾燥していない状態こそが理想です。
皮脂が多いからといって、洗顔であまりにも皮脂を落としすぎると逆に皮脂の過剰分泌を招きます。これは肌の乾燥に対して人間の皮膚が正常バランスを保とうとして余計に皮脂を分泌するためです。
特にスクラブやクレイ(炭)など吸着系成分が配合される洗顔フォームは、普通の洗顔フォームよりも洗浄力が強く、肌の乾燥を招きやすいため、できる限り避けるべきです。
また、固形石鹸は洗顔フォームよりも洗浄力が強いため、わざわざ顔の洗顔にまで使う必要はありません(基本的に体を洗うのに使えばいい)。
ニキビ肌の人の化粧水の選び方
・油分の少ないものを選ぶ
・ビタミンC誘導体が配合されたもの
油分はアクネ菌の養分となるため、ニキビ肌の天敵です。とはいえ化粧水に関して言えば、その大半成分が水分であり、そこまで気にする必要はないかと思います。
化粧水の中でも特にビタミンC誘導体が配合されたものであれば、皮脂抑制効果も期待できますので積極的に選ぶべきです。
【オススメ化粧水】
ロート製薬「メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水」
大手ロート製薬の人気シリーズ。ビタミンC誘導体とグリチルリチン酸2K(抗炎症成分)を配合。皮脂抑制&ニキビの炎症ケアが望めます。
Amazon販売価格:739円(税込)
詳しく【Amazon】
ナリスアップ「スキンコンディショナー ローションVC」
ほとんど水に近い化粧水。この価格でAPS(リン酸アスコルビン酸Na)と呼ばれる人気ビタミンC誘導体を配合しており、コスパにも優れます。
Amazon販売価格:840円(税込)
詳しく【Amazon】
ニキビ肌の人の美容液の選び方
・基本的に必要なし
・どうしても使いたい場合は油分の少ないものを
基本的に美容液を使う必要ありません。特にニキビ肌の人だと元々の皮脂が多いため、あれこれ化粧品を付けて油分を増やすのはニキビの原因にしかなりません。
ニキビ肌の人は何一つ化粧品を付けないくらいが理想です。現実的にそれは難しいため化粧品を使いますが、それでもできる限り少なめにすべきです。
ニキビ肌の人の乳液(クリーム)の選び方
・油分の少ないものを選ぶ
・肌が乾燥するようであれば部分的にクリームを使う
乳液(クリーム)の選び方がニキビの状態を左右すると言っても過言ではありません。
元より乳液(クリーム)は肌の乾燥を防ぐための化粧品であり、油分が多めです。あまりに大量に使ってしまうと、当然ながらニキビの原因となります。
ですので、比較的水分に近い乳液、保湿液をベースに使い、それでも肌が乾燥するようであれば、部分的にクリームを塗るのがオススメです。乾燥していない部分にまで均一にクリームを塗る必要はありません。
ニキビ肌で乾燥?と考える人もいるかも知れません。ニキビ肌の人でも顔全体が100%脂性肌という人は稀であり、多少なりに乾燥肌を持ち合わせるものです。この部分に関してはクリームでケアすべきです。
【オススメ乳液】
オルビス「薬用クリアモイスチャー」
オイルフリー乳液の代表格。100%オイルカットを実現しており、ニキビに悩む人に丁度いい1品です。
Amazon販売価格:1,836円(税込)
詳しく【Amazon】
花王「ソフィーナ ジェンヌ 混合肌のための高保湿ジェル乳液」
ジェルながらオイルカットを実現した非常に珍しい化粧品。乳液よりもしっかりと保湿できます。
Amazon販売価格:2,376円(税込)
詳しく【Amazon】
ニキビ用の化粧品は使うべき?
いわゆるニキビケア、アクネケアと書かれた化粧品は、現在進行形のニキビ沈静化を目的としたものと単純なニキビ予防を目的としたものに分けられます。
【見分け方】
現在進行形のニキビ沈静化を目的としたもの
→アクネ菌の殺菌成分(イソプロピルメチルフェノールなど)を配合
ニキビ予防を目的としたもの
→殺菌成分なし、油分は少なめ、ノンコメドジェニック
アクネ菌の殺菌成分は確かに現在進行形のニキビ沈静化には役立ちますが、ニキビ予防にはなりません。また、すでにニキビ薬で殺菌している人であれば、わざわざ化粧品を使ってまで殺菌する必要性は薄いです(ニキビ薬の方が殺菌力は強い)。
これに比べ、後者のニキビ予防を目的とした化粧品は、大半がニキビを誘発しにくいノンコメドジェニック製品として提供されます。こうしたニキビ予防を目的とした化粧品であれば十分に選ぶ価値はあります。
【関連記事】