赤みニキビ跡とは異なる色素沈着ニキビ跡
ニキビ直後の赤みを帯びたニキビ跡は、まだ色素沈着よりかは毛細血管の赤み跡です。こうした赤みニキビ跡に関しては以下記事でまとめていますので、こちらをご覧ください。
当記事で取り上げる色素沈着したニキビ跡とは、赤みが一定時間を経た、茶色味ががったニキビ跡を指します。すでに赤みケアでは対応できないため、治すためには別途の対策が求められます。
色素沈着したニキビ跡の治し方
1. まずはビタミンC誘導体ケア
自宅ケア、化粧品ケアを前提に考えると、ビタミンC誘導体を配合した化粧品が最も有効な手立てです。
ビタミンC誘導体は、ビタミンCを安定化させた成分で、化粧品配合の際に使われます。もっぱらメラニン排出などの美白効果(シミケア)が期待できるほか、色素沈着の改善にも有効です。
2 トレチノイン、ハイドロキノン治療
美容皮膚科で取り扱う保険適用外の塗り薬です。
これらはメラニン色素に直接働きかける強い効果を持ち、シミ治療、色素沈着治療でよく使われます。色素沈着したニキビ跡にも一定の効果が期待できます。
ただ、副作用リスクが強いため注意が必要です。通販購入による個人判断使用はオススメできません。
3 ケミカルピーリング、フォトフェイシャル
美容皮膚科で受けられる美容治療(自由診療、保険適用外治療)です。
ケミカルピーリングの場合、古い角質の除去によるターンオーバーの健全化、それに伴う色素沈着の改善が期待できます。
あくまでケミカルピーリングが直接的に色素沈着を治す訳ではなく、中長期的な改善を間接的にサポートする程度に留まります。
フォトフェイシャルの場合、色素沈着の部分に直接刺激を与えて、色素の排出を促します。
ケミカルピーリングよりも直接的な治療になりますが、1回あたりの改善効果は少なく、自ずと複数回やる必要があります。もとよりアンチエイジング治療とあり、金銭的な負担が大きめです。
前提の前提として必要な日焼けケア&乾燥ケアも忘れずに
日焼けは色素沈着を定着化させる恐れがあるため注意が必要です。夏場に限らず年中UVケア(日焼けケア)をするなど徹底してください。
乾燥ケアはターンオーバー(角質の生まれ変わり)の正常化のため必要です。ターンオーバーに合わせて色素などが排出されます。ターンオーバーが乱れていると、そもそも色素排出も何もありません。
凹凸になっていない色素沈着ニキビ跡であれば、まだ肌の色素トラブルの段階であり、スキンケアによる改善が期待できます。焦らず行きましょう。
すでに凹凸になっている場合はスキンケア(化粧品ケア)による改善は望み薄です。レーザーなどの美容治療が推奨されます。詳しくは以下記事にて。